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ナオ

  • Author:ナオ
  • S.59.2.12
    某美大を卒業しまして、
    現在は機会があれば
    展示したり、絵描いたり、写真撮ったり。
    そんな日々。

    何かあればお気軽に
    コメントくださいな~。

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冒険話を書く冒険
授業で冒険話を書きなさいという課題が出たので書いてみた。

文章を書くのは久々。
物語を考えるのも久々。

ずっと何か空想したくて、自分の中で物語を広げてみたくて、
でもそうした感覚がずいぶん遠のいてしまっている…と思っていたけれど、
こうして書く機会を与えられれば何かしら沸いてくる。
ようするに今までサボっていたわけだ。
言い訳してたわけだ。

拙くても、拙くても、拙くても、自分から生まれる世界をもう少し
引っ張り出してみたいと改めて思ったのでした。
だって、楽しいのだもの。

もしも生まれ出てきてくれたなら、またここに書けるだろうか。



今回は、物語のほんのかけらだけ生み出した
*******************************



それは、もののはずみなのだ。
例えば、自転車に乗っていて段差に揺れたはずみ。
例えば、鍵が手元から滑り落ちたはずみ。
そんなはずみに飛ばされて、気がつたらそこに居た。

そこは朝か昼か、ましてや夜かも判断がつかない。
地上は昼のように明るいくせに、空を見上げれば夜のように暗く、星まで瞬いているからだ。
そして凛とした空気に沿って辺りは静かだった。
訳も解らないくせになぜだか不安はないから不思議だ。
一歩ずつ歩みを進める。
すると一歩足を進める毎にこの世界を理解する気がして、さらに当てもなく歩いてゆく。
しばらくして光が見えた。そして耳にしたことのない音楽が聞こえてくる。
その音につられて歩く。音楽とざわめきに思わず駆け寄った。
そこにはキャンプファイヤーのように火を囲み、しゃべり、踊り、歌う人々がいた。
人といっても良いのだろうか。
なぜなら一人として同じ姿の人が居ないからだ。
大きさも、肌の質も、色も形も様々で、あまりにそれぞれが違うために自分の姿に違和感など覚えもしない。
近寄ると、当たり前かの様に輪の中に入ることができた。
入ってみて実感する。
人々は共通の言語など持って居ない。
なのにコミュニケーションが取れているのだ。
表情で、動作で伝え合っていた。

「珍しい!同じ人間か?」
急に馴染みの言葉が聞こえてきて、知っている言葉のはずなのに逆に違和感を持って反応する。
振り返ると、確かに同じ人間の姿をした男が立っていた。
男は自分はくぼたつであると名乗った。
どうやら彼とは同じ様に同じ世界から来たようで、もう何年もここに居るという。
同じ姿のものは自分達以外いままで見たことも聞いたこともないらしい。
そして他の人達も何かのはずみで訪れたと教えてくれた。
「帰る方法は?」
「もののはずみだろう?帰りたいと思えばもののはずみで帰れるさ」
「帰りたいとは思わないの?」
「今のところは思わない。ここでは何だって冒険になる。冒険ってのは自分の知らない場所に行くことだからさ」
確かに、ここではどこに行っても冒険だ。
なんだか何でも知りたがる幼児のように、全てにわくわくしてきたのを感じた。

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